打たれ弱い。
些細なことで傷つく。
落ち込むとしばらく立ち直れない。
こんなに弱い自分はダメだ。
もっと強くならなくちゃ…
って思っていませんか。
私もメンタルが弱いせいで、仕事も恋愛もうまくいかなくて…。
ずっと、強くならないと!って思いこんでいました。
でも、必要なのはメンタルを強くすることではなかったのです!
この記事では、むしろメンタルを強くしようとしない方がいい!ということを私の体験談をもとにお話しますね。
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私はお豆腐メンタルです。
木綿ではなく、もちろん絹。笑
友達の家に向かう電車で乗り換えが間に合わなかっただけで死にたくなって、到着するや否や友達の前で号泣したこともあります。苦笑
やばいですね。笑
職場でも、些細なミスやら、先輩からの嫌味やらでしょっちゅう泣いていました。
同僚や上司からは
「もっと強くならないとね」
「もう30歳超えてるんだから」
「鈍感力も必要だよ」
とよく言われました。
社会は厳しいんだから、それくらいでへこたれるなと。
昔付き合っていた彼氏にも、よく泣きながら悩みを聞いてもらっていました。
そしたら、とうとう言われたのが
「自分のこともままならない人間と結婚するのは不安」
…!!(;_;)
これはね…、だいぶ来ましたよ。心えぐられましたよ。
だから、メンタルの弱い自分はダメなんだと思っていたんです。
強くなろうとしたけれど
それに、一旦病み期に入ってしまうと、起き上がるのもしんどかったり、何に対するやる気も起きなくて…。
何度も病み期を経験してきたから、いい加減疲れたんですよね。
時間が経てば、そのうち元気を取り戻すけど、病み期がまた次いつ来るかわからないから、怖かったです。
些細なことで毎回落ち込むことがしんどい。
その度に自分で気持ちをよいしょと持ち上げないといけないのがしんどい。
だから、なにか嫌なことが起こってから、それをポジティブに考える練習よりも、そもそものストレス耐性を付けないと!って思ったのです。
次第に、ストレスを感じること自体が悪いと思うようになりました。
泣きたくなったり、落ち込んでしまった瞬間に、自分を責めるようになりました。
これくらいのことでストレスを感じるなんて、やっぱり自分は弱いなぁ。
落ち込む自分に、落ち込む。
そんな負のループに陥ってしまったのです。
メンタル不調が原因で退職するのが2回続いたときは、もう人生諦めモードに入っていました。
メンタル弱いから、仕事もすぐに辞めてしまう。もう働けない。死ぬしかない。
だいぶ、末期症状でした…。汗
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メンタルは弱くてもいい
そんな私も最近は「強くならないと」ってあまり思わなくなりました。
なぜかというと
ストレスを感じることも落ち込むことも、そんなに悪いことじゃないと思うようになったからです。
ストレスを感じること自体は悪くない。ストレスは「自分が望まないもの」を教えてくれるものです。
人に何か言われて傷つくのは、自分の大切にしたいものを否定されたからだったり。
失敗して自己嫌悪するのは「本当はこうしたかった」という理想があるからだったり。
感受性が強かったり、繊細だったりするのは、些細な心の動きもキャッチするということだと思います。
自分が何に傷ついているのか。
望まないものは何なのか。
望んでいるものは何なのか。
そんなことを、鈍感に生きている人よりも気づける回数が多いということなんじゃないかな。
落ち込んだり、悩んだりするからこそ、「もう嫌だ~」って思ったり、「自分を変えたい」って思ったりできるわけで。
ということは、メンタルの弱さもうまく活用すれば、自分はこんな生き方したい!という望みに気づくことができて、それにどんどん近づいていけるということなのでは??
と、私は思うようにしています。笑
強くなるよりも、自分との付き合い方を見直していく
ストレスを感じてしまうのは、もう仕方のないこと。
感情は自然に湧いてくるものなので、止めることはできません。
落ち込んでもいいんです。泣きたくなってもいいんです。
まずは、「自分は今悲しいんだな…」とありのままの感情を受け止めてあげる。
そして、
「どうして悲しいんだろう?」
「泣きたくなるんだろう?」
と問いかけて自分の声を丁寧にすくってあげる。
すると、だいぶ気持ちも落ち着きます。
こうやって私は徐々に落ち込む時間も減ってきて、リカバリーするのも早くなっていきました。
「落ち込む自分はダメだ」と思うから、苦しくなるんですよね。
私が生きづらかったのは、「強くならないといけない」という強迫観念でした。
落ち込むことはこれからもあると思います。
でも、その度に自分に寄り添ってあげればいいんです。
今なら、昔の自分に「メンタルは強くしなくてもいいよ」と言ってあげたいです。
もし「強くならないと!」と思い悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お役に立ちましたら幸いです。
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