日記

努力が出来ないという悩み

 

先日の投稿に引き続き、ガリ勉だった学生時代に関連して、もう一つ書きたいことがあります。

ガリ勉女の末路 新聞の折り込みに学習塾のチラシが入っていて、 「そっか、大学受験に向けてラストスパートの時期だなぁ」なんて思いながら 自分の学生...

 

そもそもなぜ勉強をそんなに必死に頑張れたかというと、

中学1年の1学期の中間と期末でいきなり学年1位を取ってしまったことに起因しています。

田舎の小さな中学校なので、学年で40人しかいないんですけど。

それでも初めての定期テストで自分なりに頑張って勉強して、

トップを取れたのは純粋に嬉しかった。

そして一度トップの快感という味をしめてしまうと、

「次も1位を取りたい!」と思ってしまいます。

そうやって私はガリ勉への道をまっしぐらに歩むこととなりました。

そのうち初めての100点満点を取ると、「次も取りたい!」とますます勉強に熱が入り、

100点を取ることが目的になっていきました。

私にとって学年トップや100点を取ることは、

『努力をすれば実現可能』ということが分かったから頑張れた、というのが大きいです。

もし、最初のテストで平均的な成績だったら、

学年トップを取りたいなんて思いもしなかったと思います。

つまり、最初から諦めていたでしょう。

 

誤解しないで欲しいのですが、私は自慢話がしたい訳ではありません。

 

本題はここからでして。

 

私は勉強は頑張れるのに、その他の努力は全然出来ないのです。

 

例えば、絵を描く練習です。

 

私は子供の頃から絵を描くことが好きで、

イラストレーターになりたいと思っていた時期もありました。

高校1年の頃は美大に入りたいと思っていました。

でも、高校で所属していた美術部では、絵が上手い人ばかりで、

みんな何かしら賞を取ったりしているのに、私は全然ダメでした。

私は絵が下手だし、仕事になんか出来るわけないから、美大に行っても仕方ない。

そうやって、努力もせずやる前から諦めてしまったのでした。

大人になってからも、未練がありイラストの描き方の本を買ったりするのですが、

画力がなさすぎて思ったように描けません。

本来なら、描けないもどかしさをバネにして練習をすればいいのに、

「私はうまくなんかなれない」と諦めてしまい、途中で放り投げてしまうのです。

手芸に羊毛フェルトに消しゴムはんこと色々興味を持ってやってみましたが、

「不器用だからうまく作れない」と早い段階で諦めてしまいました。

習得するまでの道のりがとてつもなく果てしないもののように思え、

そこに踏み込む勇気が持てないのです。

そのくせ、「持ってたら有利かな?」くらいの動機で

資格の勉強には一生懸命に取り組みます。

テスト勉強や資格の勉強は範囲が決まっているし、

短期決戦だから頑張れるのです。

絵は努力したらある程度は上達するかもだけど、

センスが必要だから、私には無理かもとやっぱり初めから諦めてしまう。

 

絵を練習する努力は果てしなく終わりが見えない道。

だから、ゴールが見えている資格勉強に走ってしまう。

結果、人生において優先順位が低いものから先に

時間と労力を費やしてしまっています。