りんごについて

私がダメ人間になるまで~小・中学校編

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私は子供の頃から周りに受け入れられている感覚がありませんでした。

周りから意地悪を言われたり、からかわれることが多かったです。

元々おとなしくて、あまり自分の意見を主張するタイプではなかったし、何か言われても反論したり怒ったりもしなかったので、言いやすかったんだと思います。

そのうえ、昔から私は人に言われたことを素直に受け入れてしまって、よく傷ついていました。

 

小学校時代

小学校時代は今でも記憶に残る出来事が3つあります。

小学校1年生

全然しゃべらない私に対して、同じ登校班の3年生の男の子が「こいつ全然しゃべらん! 1年に1回しかしゃべらんのちゃう」「妖怪や」とわざわざ1年生の教室にまで言いに来たりしました。

度々意地悪を言われるので、よく泣きながら帰っていたのを覚えています。

 

小学校4年生

クラスの係を決めるとき、私は生物係に立候補しました。

定員が2人のところ3人が立候補したので、「誰がいいか」挙手制の投票で決めることになりました。

「りんごちゃんが良い人~?」と先生が聞きます。

すると誰一人手を挙げる人はいませんでした・・・。

時間が一瞬止まったような光景に、私は自分に投票しようとした手を思わず引っ込めてしまいました。

これはかなりショックで、私は誰にも好かれていないんだなと思い知らされたのでした・・・。

 

小学校6年生

一時期私はクラスの中でからかわれるターゲットになっていました。

私はこの頃、眉毛を指で抜いてしまう癖がありました。

それを見ていた同級生の男子が「毛抜き、毛抜き~」とからかい始め、他の男子や女子も真似して広がっていきました。

私を見ながら眉毛を抜く動作をしたり、机の下に眉毛が落ちていないかチェックされたり・・・。

そのうち授業中に消しゴムを投げられるようになりました。

そして消しゴムが私に当たるとみんなで笑うのです。

これは小学校を卒業すると、自然になくなったのですが、とっても辛い思い出です。

 

中学校時代

小学校も辛いことが多かったけど、小学校のときはまだ「誰それに意地悪言われたから辛い」くらいの感覚で、まだ「自分はダメだ」と思うようなことは無かったと思います。

「私はダメ人間だ」という思いは中学の頃から始まりました。

 

部活がきっかけで自己肯定感がどん底まで落ちました。

人数の少ない中学校なので、部活はバレー・バスケ・テニスしかなく、生徒は全員どれかに所属しなければなりません。

私は運動が苦手なのに文化部がないし、帰宅部も許されません。

一番ラクそうなテニス部に入りましたが、運動音痴の私にとってはハード。

下手すぎて他校との練習試合も公式の試合も1度も勝ったことがなく、いつも1回戦敗退です。

ペアは定期的に交代するけど、私と組んだ子は勝つことが出来ない。

みんなに迷惑をかけていることが辛くて、自分なんかいない方が良いと思うようになりました。

引退までの月日を指折り数え続けていたっけ・・・。

 

「自分はダメな人間だ」という思いは部活がきっかけで生まれました。

それは20年近く経った今も私を苦しめています。