日記

やらなかった後悔とやった後悔

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「やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい」という言葉はよく耳にします。

「何かの選択に迷ったら、困難な方を選ぶと良い」という意見もあります。

実際にはどうでしょうか?

 

私の場合・・・

 

やらなかった後悔

その1.

大学時代好きだった人に想いを伝えられないまま卒業し、卒業後2年後くらいに「昔、好きだった」と言われた。

それなのに、私も好きだったと言えなかった。

その数年後、風の噂でその人が結婚したと聞いた時、

別に恋愛感情が残っていた訳じゃないけど心のどこかでショックだった。

【結果】想いを伝えていたら何か変わっていたかも。変わらなくてもせめて伝えればよかったと後悔。

その2.

高校1年生の頃は美術大学に行きたいと思い、いろいろ資料請求もしていた。

でも、そんなに絵がうまい訳でもないから、仕事になんかできないと思い諦めた。

大学でやりたいことを見つけようと思い、学部は消去法で文学部。

結果的に、大学でやりたいことは見つからず、学んだことも就職には何ら関係がない。

【結果】今になってクリエイティブな仕事がしたいと思っている。

 

やった後悔

その1.

大学のサークルで、自分を変えようとリーダー職に立候補。

人前に出ないといけないし、25人程いるメンバーと信頼関係を築いていく必要があり、引っ込み思案で人見知りの私にとって、大きな挑戦だった。

【結果】精一杯頑張ったが力不足に悩んで、さらに自信を失ってしまった。

その2.

新卒で入社した会社で必死に耐えながら仕事していたので、辞めてすぐに就職するのはもったいないと思っていた。

「若いうちにしか出来ないことがやりたい」と悩んでいたら、留学経験のある弟に「留学でもしたら?」と言われ、それもいいなぁと思い、フィリピンとカナダに合計6ヵ月留学。

【結果】英語力がついた訳でもなく、大金を無駄遣いしてしまった感覚が残ってしまった。

 

私の結論としては「どちらの後悔も大きい」です。

どっちに転んでも後悔する可能性があるのなら、結局どうしたらよいのか。

ますます迷路の中に入ってしまいます。

しかし、私の場合、「やらなかった後悔」と「やった後悔」にはある共通点がありました。

「やらなかった後悔」「やった後悔」の共通点

「やって後悔」したことは、本当にやりたいことじゃなかった

「やらなければよかった」ことも、もちろん無駄な経験だったとは思っていません。

挑戦したことで視野も広がったと思うし、学びもあり、人との繋がりもできました。

でも、「やってよかった」とはならないのです。

「やらなければよかった」というよりは、「無理にやる必要はなかった」という方が正しいでしょうか。

頑張った割に得るものがなかったというか、満たされない感じ。

 

迷って決断したけど、やっぱりやらなければよかったと思ってしまったことは、「やりたい」という純粋な気持ちではなく、「しないと」「やった方がいい」「今しかない」といった強迫観念に動かされてしまっていたのです。

 

リーダー職に挑戦したこと・・・挑戦しないと成長出来ない

短期留学・・・今行くしかない(若いうちじゃないと行けない)

 

本当にやりたいことでもなかったから、思ったような結果が得られなかったとき、「やらなければよかった」と思ってしまったのです。

 

心からやりたいと思ったことは、うまくいかなくても後悔しない

私はデザインソフトへの憧れがずっとあり、未経験ながら印刷会社に入社しました。

結果としては、成長が遅くて社長に怒られて辞めてしまい、仕事のトラウマを増やしてしまいました。

だけど、デザインの仕事を少しの間でも経験できて良かったです。

もうちょっと頑張りたかったとは思いますが、挑戦したことに後悔はしていません。

純粋にやりたかったことなら失敗しても、やらなければよかったとは思いません。

逆に、心が「やりたい」と望んでいることをやらなかったら、ずっと「あのときやっておけば」となるのでしょう。

 

選択に迷ったら心が望む方を

やるか、やらないか。

選択肢の中でどれを選ぶか。

「やらなかったこと」であっても、「やっぱり辞めといてよかった」と思うこともあります。

正解は分からないし、正解はないと思うけど、「やらなかった後悔」「やった後悔」の差を生むのは、自分の本音に沿った行動か否か、なのかもしれません。

 

何かの選択に迷ったら、頭で考えるよりも心が望む方を選ぶ。

 

つい周りの意見や世間体を気にしてしまうけれど、それを忘れないようにしたいと思います。