今回は、とある塗装屋さんの看板デザインを請け負った体験談です。
自信がないから安くする・・・じゃなくて、
自信がないからこそ、あえて上乗せする!
背伸びした価格設定でチャレンジした結果・・
自分にも価値がある・・と信じられるようになりました。
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価格設定に自信のなさは表れる・・
最近ブログを更新できていなかったのですが、
とある塗装屋さんの看板デザインを任せていただいていたので、
そちらに注力してました。
依頼の主な内容はこうです。
●よくある感じの塗装屋さんの看板ではなく、カフェのような雰囲気の鉄製の看板。
●看板製作の業者さんに、『まずは自分でデザインして』と言われたが、
まったく見当もつかず困っており、ラフさえ作れない状況。
●ニュースレターを入れる用のポストも付けたい(看板と一体型)
●色付きでデザインしてほしい
私が普段お世話になっている方からの紹介でして、
おおまかな依頼内容を教えてもらったうえで、
『いくらなら引き受けてもらえますか?』と聞かれました。
めちゃくちゃ苦手な瞬間です。笑
自分で値段を決めるのって、なんだか試されてる気持ちになります。汗
自分という人間の価値に値段をつけるような・・。
いっそ、値段を提示してくれた方が楽。笑
その範疇の仕事をすればいいですからね。
自分に自信がないと、価格設定を低くしてしまうんですよね・・。
私がまず、頭に浮かんだのは『5千円』です。
そもそも看板のデザインというのは初めてだし、
しかも今回は平面の看板ではなくて、立体なんですよね。
ちゃんとしたものデザインできるか自信がない。
経験ないのにお金もらう訳にはいかない・・。
また、私が作るのはあくまで『ラフ』でして、
実際に形にするのは看板屋さんです。
私は前段階に過ぎない・・。
依頼者の塗装屋さんは、看板屋さんに支払う報酬に加えて、
私にも支払うとなると負担になるのでは?
あまりもらったら悪いな・・。
でも、デザインを考えるのも時間かかるし、
作業時間もある程度必要。
そう考えたら、せめて1万円は欲しい・・。
でも、ラフだけなのに高いかな??
悩んでしまって、答えが出なかったので
紹介者の方に『1万円は高いでしょうか・・』と逆質問しました。
ここでアドバイスをいただいた内容が
こちらの記事で書いた価格設定のコツです。

① せめてこれくらいはもらいたい、という金額を考える
② その金額にちょっとだけ上乗せし、
背伸びするくらいの気持ちで思い切って挑戦してみる
です。
そして再び悩みに悩み・・
出した答えが『3万円』です。
背伸びしたらプレッシャーが半端なくて、逃げたくなった・・
3万円だと!?
たっか!!( ゚Д゚)
って思いましたか?
大丈夫、私が一番思っていました。笑
背伸びして、思い切った結果『3万円』と言っちゃったけど、
その後ずっと『やっぱり高かったのでは・・』
『思い切り過ぎた・・』というのは消えませんでした。笑
どんなデザインがいいかな・・と落書き帳に色々案を描いてみるけど
ぜんぜんパッとしない。
こんなんじゃまともなもの出せないぞ・・。
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
3万円も頂くのに!
看板デザインなんてやったことないのに
『やっぱり私には荷が重かったかも』『断れば良かったかも』
何度も頭をよぎりました。
ひ~もう逃げ出したい(;´Д`)
デザイン任せてもらえて嬉しいはずなのに、
『やりたい気持ち』と『やりたくない気持ち』が同居中。
いや、もはや『やりたい』は隅っこに追いやられている・・。
でもですね・・
プレッシャーというのは、
何かに挑戦しようと向き合っているからこそ出てくる感情であって・・
逃げたいけど、本当の奥底にあるのは『やりたい気持ち』。
『ちゃんとしたもの作れなかったらどうしよう、
怖い。逃げたい。』
そういった感情は、追い出さなくていいんですよね。
むしろ大事にしてあげて、
それでも本音の部分は『やりたい』だから、
自信なくてもやる!自信ないからこそ、やる!
怖いから、自信ないからやらないんじゃなくて、
だからこそやる。
NOじゃなくてGO!
そんな感じで
自分を鼓舞しながら取り組みました。
プレッシャーがあるからこそ、
めちゃくちゃ必死になれます。
そして納期ぎりぎりまでデザインを考えて、
最終的に3つの案をお渡ししました。
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背伸びの先に見えた世界・・
さて、反応が返ってくるまでの間はドキドキです。
デザイン案を送付した後も、
『こんなのに3万払うのか。ぼったくりだ・・ってがっかりされたらどうしよう』
『気に入ってもらえなかったら値下げしようか』
『いやいっそ無償で・・』
なんて考えていました。笑
最後まで1ミリも自信なんてなかったです。
そして2日後にお返事のメールが来たんですね。
わわわ・・ついに来た( ゚Д゚)
『何を言われても受け止めよう・・』と一呼吸おいてから、
いざ開封っっ!
すると・・
●すごく本当に気に入っている
●家族や従業員からも好評
●絶対に自分ではこんなもの作れない・・本当にすごい!
・・と予想と反して、嬉しい言葉の数々でございました(>_<)!!
こんなに褒めてもらって、逆に拍子抜けしたというか・・。
『私の仕事は3万円の価値があったんだな・・』
『自分は3万円もらっていい存在なんだ』
価格を決めるときに最初に頭に浮かんだのは『5千円』でした。
もしも5千円で仕事を請けていたら、
依頼者さんが喜んでくれたのはもちろん嬉しいし、
それはそれで自信にはなっただろうけど、
今回思い切って3万円でお受けして、本当によかったと思いました!
『自分にも価値がある』とそう思えたのがめちゃくちゃ嬉しくって・・。
自分に価値が欲しいなら、先に価値を与えてみる
最後まで頑張ろうと思います!!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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