ガリ勉を後悔しているあなたへ。
社会に出たら、自分がいかに使えない人間かを思い知らされて落ち込んでいませんか?
学生時代、あんなにがむしゃらに勉強をがんばったのに・・・
とても無意味に思えてきて虚しくなって。
こんなことならもっと遊んだり、趣味に没頭したらよかったって思いますよね(>_<)
何を隠そう、私もガリ勉を大後悔していた一人でした。
ガリ勉はコンプレックスだったのです・・・。
ガリ勉はダメだと思っていた
過去にこんな記事を書きました。
これ、仕事を辞めた直後で、自分の無力感に苛まれていたころの日記ですw
「ガリ勉はダメだ」の私の中の根拠は、暗記ばかりしていたから、
- 頭の回転が遅い
- 応用力がない
- 融通が利かない
- 自分で考える力がない
など、そういう思考回路が出来てしまったんじゃないかって感じるからです。
仕事の出来る人は、
- 頭の回転が速くて要領がいい人
- 機転が利いたり臨機応変な対応ができる人
- コミュニケーション能力があってうまく立ち回れる人
こんなイメージ。
社会に出たら、学生時代の成績なんて本当に関係なくて。
テストの何週間も前からガリガリ勉強するよりも、一夜漬けでそこそこの点数を取っている人の方がよっぽど賢いと思う・・・。
ガリ勉の魅力とは?
ガリ勉の過程をたどる
ガリ勉が魅力というのは、勉強してきた過程そのものがあなたの魅力ということなんです。
今、ガリ勉を後悔しているのって、社会では学校の成績なんて無意味だと思っているからですよね。
青春時代を無駄にしたと思っているからですよね。
それは、「実績」や「結果」を見ているからだと思います。
現時点での結果は「仕事のできない無能な人間」かもしれません。
また、成績優秀という実績も、過去の栄光に意味はないと思っているかもしれません。
でも、あなたが勉強を頑張っていた頃のことを思い出してみましょう。
- まずは、学生時代に自分がやってきたことを具体的に書き出してみます。ガリ勉要素を1個1個分解してみる感じです
- 次に、なぜそれをやっていたのか? 理由を考えてみます
- すると、自分はこんな人だなとか、価値観が見えてくると思います(主観でOK)
私の例で説明しますね。
たとえば、
それはなぜかというと
早めに準備して、「よしやってやるぞ!」と本番に臨みたかった。
つまり、りんごは
準備を万全に行う人
という感じ。
こんなふうに一つひとつ見ていきます。
テスト日から逆算してスケジュールを立てていた
ゴールまでの道筋が見えている方が、勉強しやすいから。
予備日を設けてスケジュール調整していた
キツキツのスケジュールだとしんどいから。
1日でやることを細かくリストアップしていた
やり終わったあとにリストにチェックを入れて消していくのが快感だから。笑
「英語を勉強する」だとチェックは1つしか付けられないけど、「問題集をやる」「単語を覚える」みたいにやることを細かくすればするほど、たくさんチェックを入れられる!
自分がやってきたことの過程が残るのが好き
教科書や問題集を何度も繰り返して、知識を定着させていた
暗記が苦手で何回もやらないと覚えられないから。汗
間違えたところを分からないままにしておきたくないから(正解できるまで繰り返す)
数学の問題とか、逃げ出したくなりつつも途中で投げ出さない。
自分の苦手と向き合える。
要領よりも、時間をかけて一個一個着実にこなしていく
1位になる、100点を取る、と目標を決めていた
目標を達成できた時って、すごく嬉しい。
その喜びを味わいたい。
褒められたいからというよりは、自分の喜びがモチベーション
ガリ勉も無駄なことばかりではない
こんなふうに、過程(=勉強への姿勢や自分の思い)を書き出してみると、ガリ勉も無駄なことばかりではないと気づけます。
むしろ、仕事で役立っていることもありませんか?
例えば、計画的に取り組むから、余裕を持って納期に間に合うとか。
評価につながらないから、大したことないって思っているだけかもしれません。
頭の中で考えている間は、ネガティブな方にフォーカスしがち。
どんどん悪い方に考えてしまいます・・・。
良い面があったとしても、自分の中でなかったことにしてしまいます。
評価は場所によって変わる
「仕事が出来ない」「無能」というのは、職種や職場環境でも変わってきます。
私は事務職が長くて、時間を競うような感じのスピードが求められていました。
仕事が遅いのがずっとコンプレックスで。
今は自社HPの更新やバナー制作の仕事をやっているのですが、余裕を持って早めに着手するので、
と言われちゃったり!
自分としては、産みの苦しみで時間がかかっている感覚なのですが。
周りからすれば「デザイン業務は時間がある程度かかるもの」という認識だし、スピードよりもいかに依頼者のイメージに沿ったものをつくるかの方が大事で。
これがもし制作会社なら、もっとスピード感は必要かと思いますが、今の会社はちょうどよい感じなのです。
なので、今の職場で「自分は仕事が出来ない」と悩んでいたとしても、
ということを声を大にして言いたいです。
結果よりも過程にフォーカスする
今までは結果だけで見ていたから「がり勉はダメだ」になっていたんだと思います。
でも、過程にフォーカスすることで、コツコツやってきた過程が魅力だったんだなって素直に思えました。
すると、
ガリ勉で無意味な学生時代から、コツコツ勉強をがんばった学生時代になったというか。
もっと遊べばよかったというのはもちろん残っているけど、少なくとも「勉強をがんばった自分」を全否定することはなくなったんですよね。
コツコツはそのまま伸ばしていこうと思ったのでした。
自分がネガティブに思っていることこそ、深掘りしてみると、別の一面に気づけるかもしれません!
この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。