こんにちは、りんごです!
自分を好きになるにはどうしたらいいでしょうか?
自分の良いところを書き出す?
褒めノートを書く?
いいえ、どちらも違ったのです。
自分を好きになるのは難しい?
ここ数年で『自己肯定感』という言葉を目にする機会が増えたように思います。
自分のことを好きになりたい人は、世の中にきっとたくさんいると思います。
ネットで検索してみると、『自分を好きになる方法』を書いた記事はたくさん出てきます。
例えば、小さなことでも自分を褒めてあげる、『褒めノート』とか。
その日のいいことを3つ書く『いいこと日記』とか。
自分の『これやりたい。これ欲しい』という願いを叶えてあげるとか。
これらは、『自分を満たしてあげる』というアプローチの仕方ですね。
実際、私もやりましたが・・
根本的な解決にはなっていないように思います・・。
結局、『自分のことを好きになれない・・』と諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。
私も相変わらず自分を好きになれないまま、気が付けば30代になってしまいました・・orz
自分を好きになれないメカニズム
成功体験はそれなりにあるし、人に褒めてもらえたことだってある。
それなのに、自分のこと好きじゃないし、自信もない・・。
何故なのでしょうか。
私なりに考えてみました。
分かりやすいようにイラストを交えて説明します。
自分の中にはポジティブな部分とネガティブな部分どちらも存在しています。

ここで言うポジティブは、長所や成功体験、自信など、自分に抱く良い印象と考えてください。自分で自分を認められるところ。
逆にネガティブは、短所や失敗経験などの悪い印象です。自分の嫌いな部分。
努力が実ったり、人に褒められたりすると、ちょっと自信になりますよね。ポジティブちゃんが生まれます。

でも、自分という世界の中では、ネガティブくんの支配力が半端ないのでせっかく生まれたポジティブちゃんを食べてしまいます。

しまいには、ポジティブちゃんはネガティブくんに取り込まれます。

『ネガティブな部分』イコール『自分のすべて』だと思い込んでいる状態です。
自分が嫌いだと思っている部分は、本来は自分の一部分に過ぎないし、ポジティブも確かに存在しているのに、ネガティブがあるだけで自分がまるごと全部ダメだと思ってしまうんです。
これが自分を好きになれないメカニズムです。
自分の良いところを書き出したり、褒めノートを書いたりして、ポジティブちゃんをいっぱい生み出したところで、結局ネガティブくんが全部食べちゃうんですよね・・。
ネガティブは悪者ではない
ポジティブちゃんを食べてしまう、ネガティブくんなんていなくなればいいのに・・と思いますか?
自分の中からネガティブがなくならない限り、自分のことは絶対好きになれない、認められない・・と思っていますか?
実は、ネガティブを排除しようとしている限り、自分のことはいつまで経っても好きになれないのでした・・。
おそらく、ネガティブをなくそうと思えば思う程、ネガティブを意識してしまうので、いつまでもネガティブに囚われることになります。
大切なのは、ネガティブな部分もあってもいいんだと受け入れること。
ポジティブとネガティブの共生。
人間の体も、善玉菌と悪玉菌の両方が必要なように。
ポジティブちゃんを量産する前にするべきことは、ネガティブを受け入れていくことです。
『〇〇だから私はダメ人間なんだ』と、一部の失敗や欠点のみで自分を全否定してしまうのは認知の歪みから来ています。
ネガティブな部分はあってもいいと認めたうえで、見立てを変えていくのです。
たとえば、発明王のエジソンも、『失敗したのではなく、うまくいかない方法を発見したのだ』と言っています。失敗も見方を変えれば、失敗ではなくなっていくのです。
自分の中のネガティブを受け入れられたとき、ポジティブを育む土壌が出来ていくような気がします。
まとめ
私は中学生の頃から自分が嫌いで、『自分を辞めたい』と何度も思ってきました。
そんな自分嫌いが根深い私も、ネガティブがあってもいいんだと思えたことで、少しずつ自分を受け入れられるようになってきました。
自分を好きになってきたというよりは、こんな自分でもいいんだな・・と思えるようになってきた感じでしょうか。
ちなみに・・
自分を好きになろうと意気込んでいる間は好きになれなかったです(^^;
なぜなら、好きになろうとしてなるものではないから。
『好き』というのは自然に湧く感情ですよね。
私もまだまだ自己嫌悪することは多々あります。
そんなときは、ネガティブも含めて自分なんだ・・と思うようにしています。
すると、過剰に自分を攻撃することがだいぶ減ったように思います。
今回は、自分を好きになっていくためのマインドのお話でした。
この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
自分を好きになるのに大切だった自己受容のコツをこちらの記事に書きました!
