りんごについて

田舎の実家を出る勇気がないけど、都会で一人暮らしできた体験談

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、りんごです!
前に、一人暮らしを始めたら自己肯定感がアップした、という記事を書きました。

不安症の実家暮らし30代女。一人暮らし始めて自己肯定感アップの理由こんにちは。りんごです。 今日は、不安だらけの実家暮らし30代女が、一人暮らしを始めたら自己肯定感が上がったよ っていう話をしたいと思...

今日は、実家を出ることが怖くて仕方なかった私が、どんな風に葛藤し決意したのか・・・そんな体験談をお話しします。

 

実家を出る勇気がない・・

私は現在、実家のある田舎を離れて、都会で一人暮らしをしながら働いています。

1年半ほど経った今では一人暮らしを楽しんでいる私ですが、実家を出るときは「怖い、怖い」って言いながらでした・・。

何が怖いって、

生活費をちゃんと賄えるだろうか・・

新しい仕事つづけられるかな・・すぐ辞めちゃうかも

田舎でも仕事が遅いって言われるのに都会のスピードについていけるの?

新しい土地に馴染めるかな・・

人混み苦手なのに電車通勤できるだろうか・・

ありとあらゆることが不安でした。

何より、仕事のトラウマが重なって働くこと自体がとても怖かったのです。

メンタル不調で仕事を辞めてから約4ヵ月後に実家を出たのですが、まだまだ心の傷が癒えていなかったんです・・。

なぜ実家を出ることができたのか?

そんな状態でどうして実家を出る決意ができたのでしょうか??

それは、自分の本音と向き合ったからなんです。

私の中には2つの本音が同居していました。

「田舎を出たい」という本音と、
「一人暮らしで貯金ができないのは嫌だ」という本音。

今までも転職の度に田舎を出るか迷いましたが、どっちも本音なので、実家を出る決心がなかなかつかなかったんですよね。

田舎を出たい理由は、色々とありました。
閉塞感だったり、考え方が古かったり、そんな不満もありました。

でも、不満だけの理由だったら、田舎を出る決意は出来なかったかもしれません。

私が本当に大切にしたいのは、「新しいもの・新しい世界に触れて、視野・可能性を広げたい」という価値観でした。

いろんなお店に行ったり、いろんな体験をしたり。
都会にはあらゆる選択肢があって、可能性にあふれています。

これは私が中学時代、本当は文化部に入りたかったのに運動部しかなくて、嫌々部活をしていた・・・というのにも大きく起因しています。

田舎では私が求める暮らしができない・・・。
お金的に安定することよりも、ワクワクに出会える方が自分にとって幸せだと思ったんです。

「貯金ができないから嫌」というのは、本音というよりは「やらない言い訳」でした。

でも本音なのかどうか自信ない

自分の本音って、なかなか分からないですよね。

別の相反する本音が邪魔したり、世間的な目を気にしたりすると、本当の本音を見て見ぬふりしちゃいます。

私は人生の選択肢に迷ったときに、それぞれのメリットとデメリットをノートに書き出すのですが、いつも甲乙つけられません・・。

最終的に、私が実家を出ようと決意できた決定打は、アルバイトの面接に落ちたことです。

田舎では珍しいWEBサイト更新のアルバイトで、純粋に楽しそうと思えて応募してみました。

りんご
りんご
アルバイトで経験を積んでから都会に出て行こうか・・

自分の本当の本音には気づいているくせに、いつまでも現状維持な私。汗

で、面接の感触は良かったものの、不採用・・。

このとき、内心ほっとしている自分がいたんです。
あれこれ頭でうだうだ考えたものの、結局はこれが答えだなと思いました。

もう今が出て行く時だ。今を逃したら次のチャンスはいつ来る??

だから勇気を振り絞って、実家を出る選択をしました。
あれこれ言い訳して、決断を後回しにするのはもう辞めよう。

お金の心配はあったし、無職になるリスクはあったけれど・・。

ここでまた田舎を選んでしまったら、きっとこの先何度も「あのとき田舎を出たらよかった」と後悔するだろうと思ったのです。

それでも怖いものは怖い

本音が分かっていても、行動できるかどうかはまた別の話・・。
怖いものは怖いんです!!( ;∀;)

で、私が何をしたかと言うと、
先に住む場所と仕事を決めて、実家を出て行かざるを得ない状況をつくりました。
いわば退路を断ったわけですね。

覚悟なんて全然決まっていなかった。
最後まで「怖い怖い」と言ってました。

妹には「何がそんなに怖いの?」と呆れられ、
友達にも「都会に行くって決めたなら行きなさいよ!!」と叱咤される始末・・。

引越しの日まで「私は本当に行くのだろうか??」って思っていました。

引越し当日なんか

りんご
りんご
ああついに来ちゃった・・

と絶望過ぎて、シェアハウスの狭い個室で横たわってしばらく動けませんでした。

でも、生活必需品の買い出しをしないといけなかったり、仕事も始まると毎日が必死で・・。
はじめはしんどかったけど、徐々に新生活に慣れていきました。

勇気を振り絞ったから、人生が変わってきた

私の新生活のスタートはこんな感じでした。
ガクガクぶるぶるです。

心を置き去りにして前に進んだ感じなので、だいぶ荒療治でした・・。
いま思えば、あんなメンタルボロボロの状態でよく頑張ったなぁって思います。

実家を出る10日くらい前の日記が残っていました↓

 

だいぶしんどいので私のマネをするのはオススメできませんが・・。
でもどこかで「えいやっ!」とするときは必要なのかもしれません。

勇気を振り絞ったからこそ、私の人生は変わり始めました。

1年ももたないんじゃないかと心配していた仕事も、今では1年半続いています。
しかも仕事内容も自分に合っていて、人も良いし、今までで一番働きやすい職場です。

仕事が遅いのがコンプレックスだったのに、今の職場では「仕事早いですね!」って言われたり。
仕事ってただ辛いだけのものと思っていたから、仕事観ががらりと変わりました。

仕事にも慣れたので、今年の頭に思い切ってシェアハウスを出てワンルームを借りました。
(初期費用の節約と、万が一すぐに仕事を辞めて出戻りする場合に備えて、シェアハウスに住んでいました。)

本当の本音を大事にして、自分を好きになれた

今は『田舎を出たい』方の本音を大事にして良かったと思っています。

都会の生活が楽しいことはもちろん、仕事観が変わったこともそうですが、何よりも本当の本音を大事にできた自分自身が嬉しいからです。

自分の大切にしたい価値観のために「自分で決める」ということは、自分を信頼するということにもなります。

田舎を出たことは大きな自信になったし、私は自分のことをちょっと・・・いや、だいぶ好きになれたように思います。
あれだけ葛藤し、不安と闘った訳なので・・。

かつては、結婚して誰か田舎から連れ出してくれないかな・・なんて夢見たこともありましたが・・そんな都合の良い相手は現れずww

いまは

りんご
りんご
他人に頼らなくても自分の力で出られるからだったんだな

と都合よく解釈しています。笑
(もちろん家族・友人の激励あってのことですが・・)

怖くてもいいんですよ。

そんなわけで、
怖くてもいいんですよ。ガクガクぶるぶるは当然です。

怖いと思うのは、あなたが現状を変えようとしているからこそです。

もうそれだけで、すごいことだと思うんです。
「実家楽だし出る気もありません〜」と思っている人はそもそも葛藤もしないはずです。

私は一人暮らしするかどうか悩んだとき、ネットでいろんな意見を調べました。
「実家暮らしの女は結婚できない」とか見ては、
「やっぱり実家を出た方がいいよね・・?」と思ったり。

「実家にいられる間はいた方がお金も貯まるよ」という意見を見ては、
そうだよなぁ・・とまた揺れて。

人それぞれ意見は違うので、
最終的にはどちらが自分にとって幸せなのか??が大事です。

不思議なもので、怖くても本当の本音を大切にしたときって、追い風が吹いたりするんですよね。

あなたにとって良い選択ができることを願っています。