職業訓練はほぼ無料で、就職に必要な様々な知識やスキルを学べる上に、通っている間は失業給付が延長されたり、受講手当がもらえたり、交通費も出してもらえる、夢のような制度です。
でも、退職のタイミングを間違えると希望のコースに通えない可能性が出てきます!
知らないと損しちゃうかもしれないので、是非事前に知っておいてくださいね。
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退職のタイミングが重要な理由
1.受けたいコースがいつもあるとは限らない!
退職してから職業訓練校に通うことを決めた場合、いざどんなコースがあるのか調べてみると、「希望のコースがない!」ということが起こりえます。
例えば私が通ったWEBデザインのコースは期間は5ヵ月間で、春の開校と秋の開校の年2回のみしか入学のタイミングがありませんでした。
いろんなコースの開校が集中する月と、閑散期もあったりしますので要注意です。
退職の時期によっては、よりどりみどりかもしれませんが、退職時期を間違うと「え、全然ないじゃん!」ってことになるかも・・・。
私は退職してから職業訓練を探しましたが、運よく募集期間中の希望コースと巡り合えました。
もう少し遅かったら募集期間が終了していたので、ギリギリでした!
退職したタイミングによっては「募集期間が終わってた・・・。あと1ヵ月早かったら間に合ったのに・・・。」という悲しいことにもなりかねません。
2.ハローワークの受講指示がないと訓練に通えない
在職中でも、退職の予定がある人なら職業訓練校に応募しても問題はありません。
入学の時点で離職者であればよいのです。
なので、用意周到な人は退職前から動きます。
ただし、職業訓練に通うためには、ハローワークで「受講指示」を出してもらう必要があります。
受講指示をもらうまでには退職日から一定の日数が必要です。
流れとしては、まず、退職日の翌日以降に、元の勤務先がハローワークで手続きをして離職票を発行します。
迅速に対応してくれる会社なら良いのですが、遅いときは手元に届くまで10日以上かかります。
離職票発行期限は、退職日の翌日から10日以内と一応は決められていますが、ルーズな会社だとそれ以上かかることも・・・。
離職票が届いたらハローワークで失業状態であることを認定してもらいます。
そしてそこから7日間の待期期間に入ります。
待期期間が過ぎていないと、職業訓練校に入学することができません!
なので、退職日から入校日まで1ヵ月は間を空けておいた方が無難かと思われます。
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3.給付延長には条件がある
「職業訓練に通っている間は、本来の受給期間を過ぎても失業給付が延長される。」
これは大変おいしいメリットなのですが、実は開校時に給付日数が3分の1以上残っていなければなりません。
例えば、給付日数が90日の人は開校時点で30日以上残っていないとダメなのです。
私は入校のタイミングを間違ったら大変だと思い、ハローワークでいつまでに始まるコースなら給付延長の対象か確認しました。
不安な場合は、ハローワークの窓口で相談するのが確実だと思います!
4.給付制限が解除されるので、退職後なるべく早く始まる訓練に申し込むとお得
自己都合退職の人は3ヵ月の給付制限があるのはご存知だと思いますが、給付制限中に職業訓練が開始されると、制限が解除されるんですよね。
なので訓練開始が早ければ早いほど、失業給付がたくさんもらえるのです。
まとめ
希望の職業訓練に通うため、そして給付期間延長などの恩恵を最大限に受けるためには、退職のタイミングはとても重要です!
退職のタイミングを自由に決められるのであれば、希望のコースの開校日や募集期間などから逆算して退職日を決められることをおすすめします。
職業訓練の年間スケジュールは、各都道府県の労働局のホームページ等に掲載されていたりするので、ぜひ計画的に職業訓練を受けてくださいね!
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