こんにちは、りんごです!
前に、一人暮らしを始めたら自己肯定感がアップした、という記事を書きました。
今日は、実家を出ることが怖くて仕方なかった私が、どんな風に葛藤し決意したのか・・・・そんな体験談をお話しします。
実家を出る勇気がない・・・
私は現在、実家のある田舎を離れて、都会で一人暮らしをしながら働いています。
1年半ほど経った今では一人暮らしを楽しんでいる私ですが、実家を出るときは「怖い、怖い」って言いながらでした・・・。
何が怖いって、
生活費をちゃんと賄えるだろうか
新しい仕事つづけられるかな・・・すぐ辞めちゃうかも
田舎でも仕事が遅いって言われるのに都会のスピードについていけるの?
新しい土地に馴染めるかな
人混み苦手なのに電車通勤できるだろうか・・・
ありとあらゆることが不安でした。
何より、仕事のトラウマが重なって働くこと自体がとても怖かったのです。
メンタル不調で仕事を辞めてから約4ヵ月後に実家を出たのですが、まだまだ心の傷が癒えていなかったんです・・・。
なぜ実家を出ることができたのか?
そんな状態でどうして実家を出る決意ができたのでしょうか??
それは、自分の本音と向き合ったからなんです。
私の中には2つの本音が同居していました。
「田舎を出たい」という本音と、「一人暮らしで貯金ができないのは嫌だ」という本音。
今までも転職の度に田舎を出るか迷いましたが、どっちも本音なので、実家を出る決心がなかなかつかなかったんですよね。
田舎を出たい理由は、色々とありました。
閉塞感だったり、考え方が古かったり、そんな不満もありました。
でも、不満だけの理由だったら、田舎を出る決意は出来なかったかもしれません。
私が本当に大切にしたいのは、「新しいもの・新しい世界に触れて、視野・可能性を広げたい」という価値観でした。
いろんなお店に行ったり、いろんな体験をしたり。
都会にはあらゆる選択肢があって、可能性にあふれています。
これは私が中学時代、本当は文化部に入りたかったのに運動部しかなくて、嫌々部活をしていた・・・というのにも大きく起因しています。
お金的に安定することよりも、ワクワクに出会える方が自分にとって幸せだと思ったんです。
「貯金ができないから嫌」というのは、本音というよりは「やらない言い訳」でした。
でも本音なのかどうか自信ない
自分の本音って、なかなか分からないですよね。
別の相反する本音が邪魔したり、世間的な目を気にしたりすると、本当の本音を見て見ぬふりしちゃいます。
私は人生の選択肢に迷ったときに、それぞれのメリットとデメリットをノートに書き出すのですが、いつも甲乙つけられません・・・。
最終的に、私が実家を出ようと決意できた決定打は、アルバイトの面接に落ちたことです。
田舎では珍しいWEBサイト更新のアルバイトで、純粋に楽しそうと思えて応募してみました。
自分の本当の本音には気づいているくせに、いつまでも現状維持な私。汗
で、面接の感触は良かったものの、不採用・・・。
このとき、内心ほっとしている自分がいたんです。
あれこれ頭でうだうだ考えたものの、結局はこれが答えだなと思いました。
もう今が出て行く時だ。
今を逃したら次のチャンスはいつ来る??
だから勇気を振り絞って、実家を出る選択をしました。
あれこれ言い訳して、決断を後回しにするのはもう辞めよう。
お金の心配はあったし、無職になるリスクはあったけれど・・・。
ここでまた田舎を選んでしまったら、きっとこの先何度も「あのとき田舎を出たらよかった」と後悔するだろうと思ったのです。
それでも怖いものは怖い
本音が分かっていても、行動できるかどうかはまた別の話・・・。
怖いものは怖いんです!!( ;∀;)
で、私が何をしたかと言うと、先に住む場所と仕事を決めて、実家を出て行かざるを得ない状況をつくりました。
いわば退路を断ったわけですね。
覚悟なんて全然決まっていなかった。
最後まで「怖い怖い」と言ってました。
妹には「何がそんなに怖いの?」と呆れられ、友達にも「都会に行くって決めたなら行きなさいよ!!」と叱咤される始末・・・。
引越しの日まで「私は本当に行くのだろうか??」って思っていました。
引越し当日なんか
と絶望過ぎて、シェアハウスの狭い個室で横たわってしばらく動けませんでした。
でも、生活必需品の買い出しをしないといけなかったり、仕事も始まると毎日が必死で・・・。
始めはしんどかったけど、徐々に新生活に慣れていきました。
勇気を振り絞ったから、人生が変わってきた
私の新生活のスタートはこんな感じでした。
ガクガクぶるぶるです。
心を置き去りにして前に進んだ感じなので、だいぶ荒療治でした・・・。
いま思えば、あんなメンタルボロボロの状態でよく頑張ったなぁって思います。
実家を出る10日くらい前の日記が残っていました↓
だいぶしんどいので私のマネをするのはオススメできませんが・・・。
でもどこかで「えいやっ!」とするときは必要なのかもしれません。
勇気を振り絞ったからこそ、私の人生は変わり始めました。
1年ももたないんじゃないかと心配していた仕事も、今では1年半続いています。
しかも仕事内容も自分に合っていて、人も良いし、今までで一番働きやすい職場です。
仕事が遅いのがコンプレックスだったのに、今の職場では「仕事早いですね!」って言われたり。
仕事ってただ辛いだけのものと思っていたから、仕事観ががらりと変わりました。
仕事にも慣れたので、今年の頭に思い切ってシェアハウスを出てワンルームを借りました。
(初期費用の節約と、万が一すぐに仕事を辞めて出戻りする場合に備えて、シェアハウスに住んでいました。)
本当の本音を大事にして、自分を好きになれた
今は「田舎を出たい」方の本音を大事にして良かったと思っています。
都会の生活が楽しいことはもちろん、仕事観が変わったこともそうですが、何よりも本当の本音を大事にできた自分自身が嬉しいからです。
自分の大切にしたい価値観のために「自分で決める」ということは、自分を信頼するということにもなります。
田舎を出たことは大きな自信になったし、私は自分のことをちょっと・・・いや、だいぶ好きになれたように思います。
あれだけ葛藤し、不安と闘った訳なので・・・。
かつては、結婚して誰か田舎から連れ出してくれないかな・・・なんて夢見たこともありましたが・・・
そんな都合の良い相手は現れずww
いまは
と都合よく解釈しています。笑(もちろん家族・友人の激励あってのことですが・・・)
怖くてもいいんですよ。
そんなわけで、怖くてもいいんですよ。
ガクガクぶるぶるは当然です。
怖いと思うのは、あなたが現状を変えようとしているからこそです。
もうそれだけで、すごいことだと思うんです。
「実家楽だし出る気もありません〜」と思っている人はそもそも葛藤もしないはずです。
私は一人暮らしするかどうか悩んだとき、ネットでいろんな意見を調べました。
「実家暮らしの女は結婚できない」とか見ては、「やっぱり実家を出た方がいいよね・・・?」と思ったり。
「実家にいられる間はいた方がお金も貯まるよ」という意見を見ては、そうだよなぁ・・・とまた揺れて。
人それぞれ意見は違うので、最終的にはどちらが自分にとって幸せなのか??が大事です。
不思議なもので、怖くても本当の本音を大切にしたときって、追い風が吹いたりするんですよね。