現在、人気ナンバーワンアーティストとも言える、米津玄師さん。
「Lemon」「馬と鹿」「パプリカ」といった最近の歌は、皆さんもなじみが深いと思います。
私も大好きです!!
私が米津さんを好きになったのはここ3年くらいで、2017年のアルバム「BOOTLEG」や、それ以降に出たCDを借りてずっとリピートしてました。
「打上花火」や「灰色と青」「ピースサイン」辺りを特によく聞いてました。
「海の幽霊」もいいですよね!
そのうち、米津さんの以前の歌も聴いてみたいなーと思うようになり、「Bremen」や「YANKEE」、「diorama」のアルバムも借りてみました。
その中で、もう歌詞がドンピシャな歌があったんです。
「WOODEN DOLL」です。
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自分嫌いなあなた、のための歌
「自分嫌いなあなた」にやさしく話しかけるような歌詞です。
自分嫌いのあなたのことを 愛する僕も嫌いなの?
私はこの歌詞を聞いて、自分の母を思い浮かべました。
私は中学の頃から自分のことが大嫌いで、
「生まれてきたくなかった」
「こんな性格の自分が嫌だ」
「他の人になりたい」
と自分として生きることに絶望を抱いていたんです。
学校で何かある度に、「もう嫌だ、嫌だ」としょっちゅう母に泣きついていました。(生まれてきたくなかった、とはさすがに言えませんでしたが)
それは社会人になっても変わらず、「自分なんてダメな人間だ」って泣きながらよく母に話を聞いてもらってたんです。
30超えてもそんな感じでした・・・。
でも、母はいつでも私の可能性を信じてくれていました。
私のことダメだなんて一言も言いませんでした。
母からはいつだって愛を感じていました。
母が私を見捨てることなんて一度だってなかったのに、私は私のことを嫌っていました。
でもそれって、私を信じ愛してくれている母を否定しているってことになるんですよね。
この歌詞を聞いて、とても申し訳ない気持ちになったのです。
あなたが思うほどあなたは悪くない
誰かのせいってこともきっとある
自分を必要以上に責めてしまう人って、何かトラブルが起こった時、原因が100%自分にあるって思いこむことが多いんじゃないでしょうか。
私もそうなのですが、でも、誰かに話してみると、「まぁその状況じゃ仕方ないよね」とか、「相手にも落ち度はあるよね」と言ってもらえたりして心が軽くなることがあります。
自分を責めてしまったとき、この歌詞を聞くと泣きそうになります。
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痛みを呪うのをやめろとは言わないよ
それはもうあなたの一部だろ
自分として生きることが苦しくて、自分に生まれてきたことを呪っていました。
なんで私なんか産んだの?
育ててくれた両親にはとても感謝しているけれど、どうしてもその思いが消えなかった。
そして、そう思ってしまう自分のことも嫌なんですよね・・・。
でも、米津さんは「それもあなたの一部」と肯定してくれます。
「痛みを呪うのをやめろとは言わない」なんて、言ってくれる人いますか??
普通は「そんなこと言ってはいけない」とか「泣き言を言うな」って言われませんか?
米津さんが優しすぎて、泣けてきます・・・。
でもね、失くしたものにしか目を向けてないけど
誰かがくれたもの数えたことある?
忘れてしまったなら 無理にでも思い出して
じゃないと僕は悲しいや
落ち込んでるとき、悩んでいるときって、誰も味方がいない、そんな感覚になりませんか?
私は一人だ、孤独だ。
相談できる人なんて誰もいない。
でも、それって自分が勝手にそう思っているだけだったりするんですよね。
相談したらきっと
「なんでそんなことで悩んでるの」
「弱いな」
「もっと強くならなきゃ」
と言われるのが関の山だ。
だから、「誰にも相談しない!」と自分で壁をつくっちゃっていたのです。
でも実際は、「もっと早く相談してくれたら良かったのに!」と言われたり、思ってもみなかった優しい言葉をもらえたり。
そして、思い出すのです。
あぁ、そうだ。
家族や友人、私の好きな人たちは、いつだって優しかった。
いつだって私の味方だった、と。
今まで、どれだけたくさんの人に励ましをもらってきたのだろうか・・・と思わずにはいられません。
「WOODEN DOLL」は名曲です!
自分嫌いな私は、この歌を聞く度に救われる思いです。
カラオケで歌ってると泣きそうになります。
「Lemon」もいいけど、「WOODEN DOOL」もぜひ!!
自分嫌いなあなたに全力でおすすめします。
歌詞ぜんぶを引用したいくらいです(笑)
きっと、何か大切なことを気づかせてくれると思います。
アルバム「YANKEE」に収録されていますので、ぜひ聞いてみてくださいね!
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