もう10年ほど前の話ですが・・・
新卒で入った会社を辞めたあとにカナダに短期留学していました。
当初は6ヵ月滞在予定だったけど、カナダでの生活がしんどくなってきて帰国を早めたのです。
ホームステイ先でうまく馴染めず、それが心残りでした。
帰国後に、カナダで友達になった子と再会。
友達は、ホームステイ先での生活がとても楽しかったようで、帰国後も連絡を取り合っているようでした。
友達
今すぐにでもカナダに戻りたい!!
私はそんな友達の姿を見て、とってもうらやましくなりました。
観光したり楽しい思い出はあるけど、留学の醍醐味のようなものは得られなかったから。
りんご
カナダに居場所があっていいなぁ
「カナダが好き!カナダが恋しい!!」
そんな感情が私も欲しかった。
せっかく留学に行ったのに、カナダが好きになれなかった自分がダメなように感じていました。
だから、友達の言葉には目から鱗でした。
りんごは自分の居たい場所にいるってことでしょ?
居たい場所が、りんごは日本で、私はカナダというだけだよ。
そうだ。私は日本が好き。
だから日本にいる。
それって素敵なことじゃないか。
カナダに馴染めなかったことばかりにフォーカスしていたけれど・・・
「日本が好き」という気持ちの方を大切にすればいいんだ――。
心のどこに焦点をあてるのか。
視点を変えるだけで、こんなにも受け取り方が変わるだなんて。
そんな大きな気づきをもらった出来事でした。