今日は、消し去ってしまいたい自分の嫌いな性格も、排除するのではなく、受け入れていくことで味方にしていける・・・という話をします。
「自分を受け入れるってどういうことか分からない」って思う方もいるかもしれません。
私も自己啓発の本とかの「自分に〇をつける」「自分にOKを出す」というのが、ずっとよく分からなくて・・・。
ただの自己チューじゃないかな。
でも、とある考え方がとてもしっくり来たのでした。
それは、「自分の性格をキャラクター化して、対話していく」というもの。
あなたの中にはどんなキャラクターがいますか?
誰しも自分の嫌いな部分ってあると思います。
「自分のこういうところがダメなんだ!」というような。
こんな自分変えたい、直したい、消したい。
そう思ってるのに、なかなか直りません。またやっちゃったって自己嫌悪する。
そういう、自分が嫌いだ、ダメだって思っている自分を1つのキャラクターとして見立ててみるんです。
擬人化というと、分かりやすいですね。
私は10代に性格をこじらせてそれがそのまま30代となり・・・困ったキャラたちがたくさんいるのです。汗
この子たちはいつも私の足を引っ張ります。
すぐに物事を悪い方に捉えてしまうし、何かに挑戦したいときも「やっぱりやめとこう」という方向に引っ張ったり。
「いいよね、あなたは恵まれていて」と他人を羨み、環境のせいにしたり。
卑屈さって言葉ににじみ出ちゃうから、相手に嫌な印象を与えてしまうこともしばしば・・・。
この子たちがいなければ、私の人生もっとうまくいったはずなのに・・・。
ほんと、邪魔だなぁって。
今までは、「こんな自分はダメだ」と消そうとしていました。
だって、私を不幸にするためにいるんだもん・・・。
でも、本当は消しちゃだめだったんです。
「かまってちゃん」がいるから結婚できない?!
「かまってちゃん」も、消したい自分の一つでした。
「かまってちゃん」は周りの人を振り回す困った子だからです。
例えば・・・
- 彼氏から愛情が感じられなくなってきたら、別れを匂わることを言う
⇒「そんなことない。ちゃんと好きだよ」と言ってもらって安心する。 - 友達や家族に「私なんてどうせ」と言って必要以上に卑下する
⇒「そんなことないよ」と否定してもらって、褒め言葉を期待する。 - 落ち込んでいるとき、まわりに分かるように明らかに落ち込んだ雰囲気を出す
⇒察してもらって、慰めてもらおうとする。
面倒くさいですね。苦笑
こんなのが続くと周りも りんご をフォローするのに疲れちゃいます。
当然、恋愛もうまくいきません・・・。
かまってちゃんは依存体質というか、自分に自信がなくて、自分で自分を認められない。
だから、他人がいないと「自分に価値がある」と思えなかったんです。
とうとう彼氏に「精神的に自立していない人とは結婚するのは不安」と言われちゃいました・・・。
別れてからも恋愛には縁がなく、「かまってちゃん」がいるから結婚できないと思っていました。
かまってちゃんは消されたくない
さて、そんなかまってちゃんをキャラクター化してみると・・・
自分の嫌いな性格を消そうとするのは、つまりこういうことだったのです。
↓ ↓ ↓
かまってちゃんは、普段他のキャラたちに嫌厭されています。
「もう出てくんな!」って。
「消えろ」とか、「いらない」とかヒドイですね。。
それでも、ことあるごとに出てくるのは、かまってちゃんは消されたくないからです。
かまってちゃんは、何か伝えたいことがあって出てくるんです。
それに、かまってちゃんも私にとって必要だったから生まれたはずなんですよね。
それを「こいつのせいで!」と消そうとするもんだから、暴走して他人を振り回すという迷惑行為をしてしまうのでした・・・。
大事だったのは、かまってちゃんを排除することではありませんでした。
どうしてこの子は出てくるんだろう?と寄り添ってあげる。
かまってちゃんの気持ちを聞いてあげる感じです。
このキャラクター化の効果は、絶大なんです!!!
思い付きでうさぎのイラスト(↑)で描いてみたら、なんだかすごく愛おしい気持ちになって・・・。
今まで消そうとしていて、ごめんねって涙が出てきました。
自分で自分をいじめていたんだなぁ、って。
今まで否定してきたキャラクターもいてもいいんだって。
むしろ排除しちゃだめで。共存していくことが大事なのでした。
それらも含めて自分、だから・・・。
困ったキャラとも対話をしていく
私の場合、かまってちゃんが出てくるのは「そんなことないよ」「大丈夫だよ」って言ってもらうのを期待しているときなんですよね。
本当は言ってもらいたい言葉を分かってるんです。
でも、本人(りんご)が言ってくれないから、他人に求めちゃう。
かまってちゃんが本当に話を聞いてもらいたかったのって、私自身だったなぁって思いました。
かまってちゃんは「本当はこうしたい」ということが分かっている子。
彼氏に別れを匂わせながら、本当は別れたい訳じゃなかったり。
自己卑下してしまうのは、自分の価値を信じたいからだったり。
「かまってちゃん」はたぶん今後も出てくると思います。
でも、その都度「今回はどうして欲しかったの?」って話を聞いてあげようと思っています。
そうやって自分の中の困ったキャラとも丁寧に対話していくことで、自分の本当の気持ちに気付けたりするのかなって。
自分を受け入れるって、そういう積み重ねかなぁって思うのです。
ちなみに、性格だけじゃなくて「感情」とか「癖」をキャラ化するのもいいですよ!
「嫉妬ちゃん」、「働きたくないちゃん」とか。
言い訳ばかりする「でもでもさん」とか!
こんなふうに思う自分はダメなんだと感情を消そうとせず、自分の中のいろんなキャラクターとぜひ対話をしてみてくださいね。
というわけで、自分の嫌いな部分もキャラクター化すると仲良くなっていけるよ!というお話でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡