グロームス腫瘍の体験談

グロームス腫瘍~治るまでの記録③

グロームス腫瘍の摘出手術を終えて、10年来の痛みに解放されたと喜んでいた矢先。
手術から1年経たないうちに再発してしまいました・・。(前回の記事はこちら

 

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手術を受ける際に「まれに再発することがある」と説明されていたけど、まさか自分が再発するとは・・。ショックでした。

手術後の激痛を思い出すと、とても手術を再び受けようとは思えません。
そんなに頻繁に痛む訳でもなかったので、限界が来るまでは我慢しようと思いました。

でも、やっぱり痛む頻度が年々増えていき、3年程で手術前と全く同じ状態まで戻ってしまいました。

もう耐えられない・・。

そんなとき、メンタル不調で仕事を辞めてしまい、この機会に手術しようと決心しました。
仕事をしていると手術のタイミングって難しいので。

前回手術をしたのは東京の病院でしたが、地元に戻って来ていたので、新たにお医者さんを探さなければなりません。

「手外科学会」かつ「日本マイクロサージャリー学会」に所属している先生をネットで調べ、手専門の外来がある隣県の総合病院まで行くことにしました。

予約の電話を入れると、手専門の先生はとても忙しいらしく、紹介状が必要と言われました。

地元の整形外科で事情を話し、紹介状を書いてもらいました。
(前回の手術の資料を保管してあったので持っていきました)

また、その先生と繋がりがあるため、病院の予約も取っていただけました。

 

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3週間後、総合病院へ。

手専門の先生に、過去にグロームス腫瘍の手術を受けたが再発した旨を説明。
とりあえず状況を見るためにレントゲンを撮ると、小指の先端が腫瘍に圧迫されて少しへこんでいるみたい、とのこと。

さらにくわしく見るためにMRI検査。
家族の同意が必要とのことで母親にサインしてもらいました。念のため一緒に付いてきてもらっていて良かった!

MRI検査を終えて、再び診察してもらうと、「何かあるね」と。

先生は過去に3人グロームス腫瘍の手術経験があるとのことでした。手専門でも3人・・。
やっぱりかなりマイナーな病気なんだなぁと思いましたが、経験のある先生なら安心できると思いました。

通常の手術方法はやはり、前回のように爪の側面に切り込みを入れて腫瘍を摘出するようですが、その方法で再発してしまったので、今回は爪を全部はがして腫瘍摘出後に爪でふたをする方法を取ると言われました。

爪は一度はがすと死んでしまうけど、ふたをするのは感染症を防ぐためだそうです。

再発がないという約束はできないけど、工夫はすると言ってくれました。

あとは全身麻酔するほどでもないと言われ、びびっていると、「感覚がなくなっているのをちゃんと確認してから手術します。こっちも鬼じゃないよ」と笑われました(^^;

手術の日程は、職業訓練に通う兼ね合いもあり、結局は初診から5か月後となりました。

こちらにつづきます。
病院探しと手術のことをまとめていますので合わせてどうぞ。

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