先日からBUMP OF CHICKENのツアー「ホームシック衛星2024」が始まりました!
私も来月参加する予定なのでとても楽しみです!!
今回の記事は、BUMP OF CHICKENと「過去」への価値観について語ろうかなと思います。
BUMPの好きなところは
弱い心とか、ありのままの格好悪い姿を否定しないところ、「そのままの自分で生きろ」と言ってくれるところです。
私はファン歴としては4年くらいですが、ライブきっかけで昔の曲とかも色々聴くようになって、歌詞にも注目するようになったら、
BUMPって自己受容そのものじゃないか!!
って思ったんですよね。
そして、「過去の自分も抱きしめていこう」そんなメッセージが込められていて、
あぁ、いいなぁ・・・
と思ったのです。
「なないろ」という曲で
おはよう 僕は昨日からやってきたよ
という歌詞があって、新しい朝が来た、とかじゃないんですよね。
昨日の続きなんです。
失くせない記憶は傘のように 鞄の中で出番を待つ
失くせない記憶も傘のように 鞄の中で明日へ向かう
というサビの歌詞もめちゃくちゃ好きです!
ネガティブな過去も捨てなくていい。
一緒に未来に行こう。
誰かが雨の日にそっと寄り添うことができるから。
「過去を振り返っても仕方ない」という人もいます。
「今を生きたらいいんだ」「未来に向かっていこうよ」と。
それも大事なことだと思う。
でも、過去の自分を置き去りにしたくない、救ってあげたい。
そんな気持ちもあるからこそ、「なないろ」にはとても共感しました。
「窓の中から」という曲も
未来に向かっていく曲なのですが、
これからの世界は全部
ここからの続きだから
という一節があります。
これはNHKの「18祭」という番組の中で作られた楽曲です。
「18祭」は、18歳世代の1000人とアーティストが一つになってパフォーマンスをするという番組です。
18歳は高校を卒業し、大学に行く人、就職する人、それぞれですが、新生活が始まる年齢ですよね。
節目の時期は「これから新しい人生が始まる」という気持ちになるけれど・・・
BUMP OF CHICKENは、始まりじゃなくて続きなんだと言いました。
ずっと過去から道は続いている。
今までの心の傷だったり、絶望だったり、それがあるからの現在で、これからの未来につながっていく・・・。
私自身は大学進学時は「180度違う自分になるんだ!」っていう気持ちが強かったので、当時の私からすれば、「続きだよ」と言われるのは堪えたかもしれない。
過去と現在を否定して生きていたので・・・。
でも、本当の意味で前を向けるのは、過去の自分を受け入れたときかなと思う。
ネガティブな過去も抱きしめて
私は高校生の頃から日記を書いていて、でも、数年前に全部捨ててしまいました。
過去よりも現在が大事。
前向きに生きるためにも、ネガティブな過去は手放そう。
そう思ったからです。
だけど、後々、日記を捨てたことをとても後悔しました。
それは、「つらい過去、悩んだ日々も自分の一部」と思えるようになったからです。
私にとっては大切な気づきだったのですが、BUMPも同じようなメッセージを歌ってくれていることに、とてもとても感動しました。
ネガティブな感情、心の傷、痛みも抱きしめて生きていく。
そんな描写の歌詞がBUMP OF CHICKENにはたくさんあります。