前回の「無職日記④」では、天からのメッセージだとか、「運気の流れに乗らねば!」とか、ちょっとスピリチュアルなお話になっちゃいました。笑
目に見えない力ってあると思ってるけど、とはいえ、「運気の流れが良いから独立の方向に進むんだ!」というのは、
希望的観測すぎるのでは!?
大丈夫か、自分?
と冷静になる自分もいる・・・。
だから、派遣会社からお仕事紹介の連絡なんか来ちゃうと、目の前の安定を取りそうになるし、普通に就職すれば今の街に住み続けられるじゃないか・・・と思ったりもする。
何が正解なんだろうか? と、また思考がぐるぐるし始めて・・・
でも、そんなとき、力をくれたのは、
「人生はストーリーライティング」
という言葉でした。
ストーリーライティングとは
人が感動する物語には、黄金の型があって、ヒットする映画や小説、漫画は基本的に同じパターンで構成されているといいます。
ざっくり言うと、
平凡な日常を過ごしていた主人公が、ある日別世界に連れていかれて、仲間と出会って、冒険して、誰かが裏切って、でも仲間と乗り越えて、平和が訪れる。
そんな流れです。
「ハリー・ポッター」もそうですよね。
あと、先日金曜ロードショーで放映していた「かがみの孤城」もまさにそんな感じで、めちゃくちゃ感動して号泣したのですが、構成としては同じなんですよね。
「神話の法則」というのですが、私はブログの作り方を学ぶようになって知りました。
ビジネスやマーケティングにも用いることによって、お客さんの心を掴んだり、ファンになってくださる・・・という代表的な手法です。
ストーリーで語ると、人って共感したり、記憶に残ったりしますよね。
人生はストーリーライティング
先輩は「人生はストーリーライティング」だと言いました。
先輩いわく、「神話の法則」は人生の流れにも当てはまっているんだそうです。
先輩はブログサポートを生業にされているので、たくさんの方の人生に携わってきました。
夢を叶える人と挫折してしまう人の大きな違いは、このストーリーの流れに沿って行動しているかどうか、だと言います。
ブログを始める方は、「現状を変えたい」という何かしらのきっかけがあって、挑戦する人が多いと思うのですが、
人生を好転させていける人もいれば、一方で、現状を変えられない人もいて・・・
その違いは何かというと、一つは、ターニングポイントで、次の世界へ踏み出せるかどうか。
ハリー・ポッターだって、魔法の世界へ飛び込んだからこそ、あの壮大なストーリーがあるけど、「よく分からない魔法世界なんて怖い」と思って、人間界に戻ることもできた。
その代わり、ダーズリー家にいじめられる日常に元通りだけど・・・。
新しい世界を知ったときに、引き返すことは出来る。
でも、それだと物語としてはおもしろくないです。
読者としては、困難に立ち向かいながら、魔法の世界で活躍するハリー・ポッターの物語が読みたいですよね!
とはいえ、現状維持をしたい自分がいる
派遣会社からお仕事紹介の連絡が来たときは、ちょっと迷って、しばらくお返事を保留にしました。
独立の世界へ飛び込むのは怖いから・・・
現状維持をしたい自分がいました。
条件的にも悪くなかったし、選考を進めてもらうのもアリだと思った。
でもこれって、決断の先送りをしてるだけだなぁと思って・・・。
私が初めて独立を意識したのは、2017年に印刷会社を辞めたときでした。
「雇われない人生を」と思ったけど、でも、当時は自分に何ができるか分からなかった。
特にスキルもなかったし、何かに詳しい訳でもなかった。
そもそも何をやりたいかも分からなかった。
あれから7年。
自分の中で見えてきたものがある。
イラストでお役に立ちたいということや、ブログのテーマである「自分を好きになる」をもっと深めていきたいという想い。
あともうちょっとで何か掴めそうな・・・
そんなところまで来ました。
だからこそ、集中していきたい、というのがあります。
自分の人生の主人公は「自分」
あるところに、独身彼氏なし非正規30代後半の女がいまして、仕事のスピードが遅くて、どこへ行ってもダメで転職ばかり・・・
ついには派遣切りにあってしまいました。
そんなどん詰まりの主人公がこれからどうなっていくんだろう?
就職?
独立?
私が「人生」という物語の読者だったらどっちの物語を見たいだろう?
そう思った時に、どん底をきっかけに、新たな世界へ行くストーリーの方がおもしろいなぁと思いました。
ここでまた派遣社員を選んだら、読者的にはおもしろくない。
っていう。苦笑
私は、「どこへ行ってもダメ・・・な30代女が独立に挑戦する物語」を読みたいと思ってしまったのです。
そうして、私はお仕事紹介のお断りを入れたのでした。
無職日記⑥をUPしました↓