前回の無職日記①では、「やりたいことに力を注いだら次につながった」と一丁前にサクセスストーリーを書いていますけど、舞台裏ではけっこう右往左往していたんですよ・・・。
無職日記①はこちら↓
適職さがしをしていた
無職期間の目標は「フリーランス(独立)としての道を探ること」でした。
ただ、いきなりフリーランスになるのは厳しい・・・。
それで、パラレルワークといった新しい働き方も検討していました。
じゃあパラレルワークで何をするのか?
が問題な訳です。
「お金をもらう」のが目的で働くのなら、長続きする方がいいから自分に適した職種がいい。
それで、適職発見セミナーに参加したり、キャリアカウンセリングに行ったりしました。
あとは、「WAIS-IV(ウェイス・フォー)」という知能検査も受けました。
これは、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの指標で、自分の得意・不得意を見ていくというもの。
HSP(繊細さん)はASD(自閉症スペクトラム症候群)と似たような特性があると知り、「自分は発達障害なのでは・・・?」と疑っていたのです。
結果的にはグレーゾーンだったのですが・・・
案の定「処理速度」が一番低かった( ;∀;)
あと、知覚推理も低くて、空気を読んだり、状況把握が苦手というのも数値に現れていました・・・。
でも、自分の中では凸凹はあるけれど、同年代との比較では平均の範囲内ではあるそう。
キャリアカウンセラーさんや心理士さんの話をまとめると、仕事内容うんぬんよりも環境だと。
今まで経験してきた事務やデザインの仕事も気質的には合っていた。
でも、事務に付随する電話対応・来客対応が苦手だったり、スピードを要求されたり、高圧的な人がいる職場では、委縮して伸び伸びとは働けない・・・。
「環境」
そんなの会社に入ってみないと分からないよ~(>_<)
賭けじゃないか。
迷走しまくる
あるときは・・・
メンタリスト DaiGoさんのHSPは「パターンシーカー」という能力を持っている、というYouTubeを観る
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「パターンシーカー」を調べていたら、内向型で繊細な方のブログを発見。
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フリーター・無職を繰り返していたけど、適職を見つけて30代で年収2,500万円、40代で早期リタイア・・・ってすごすぎ! と衝撃を受ける
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その方の適職がプログラマーだったので、やっぱりプログラミングがいいのか・・・「え? 職業訓練にまた通う??」となる
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いやいや、コーディングでさえそこまで好きじゃないのに、稼げる・安定という動機で始めたって挫折するに決まっている( ゚Д゚)
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正気を取り戻す
またあるときは・・・
新NISAや保険解約について調べようとYouTubeを観る(ライオンさんが学長の某チャンネル)
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「出世したくない人は会社員としての運用期間が短くなる」というような動画をみつける
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やっぱりちゃんと正社員で就職して、上の立場を目指した方がいいのか・・・となる
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転職系動画がどんどん目に入る
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求人サイトを見始める
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見ても働きたいと思える仕事がないし、前職の人間関係や仕事のやり方が合わなかったことがフラッシュバックして、応募する勇気が出ない
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(ノ゚∀゚)ノ ⌒[思考]
さらに・・・
失業保険だけじゃ心許ないから単発・短期のバイトを探そう!
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スキマバイトのタイミーというアプリを入れたり、コンビニでタウンワークを取ってくる(大学生ぶりに・・・!)
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ちょうどいい感じのバイトはないなぁ
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あ! またいつの間にか目先のお金に誘惑されている!!
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スキマバイトより、ココナラとかでイラスト販売して今のうちに実績を積んでおいた方がいいのでは!
そして・・・
ココナラでの販売にチャレンジしよう! と思い立つ
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どういう商品を販売するか、他の方のリサーチをする
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紹介文や価格設定、オプション・・・いろいろ考えなきゃ!
表情、小物追加、ポーズetc、そんなに細かく要望を聞かないといけないのか~・・・と引き気味に
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購入者コメント欄で「迅速な対応ありがとうございます」とか「こちらの要望を丁寧にヒアリングしてくださって」と書かれていて、私ダメな気がしてきた、コミュニケーション出来る気がしない・・・となる
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(ノ゚∀゚)ノ ⌒[思考]
引っ張られるときは大体「不足感」が原因
これらはほんの一例でして・・・
思考がワチャワチャ! あれもこれもしなくちゃ状態で。
考えすぎて動けなくて、足踏みしている感じ。
いっそう焦り、頭の中は
「やばい」「ヤバイ」「YABAI」
の3文字でいっぱい( ;∀;)
芋づる式に色んなことに引っ張られる自分、「どうにかして~!泣」という状態でした。。
こういう時は大体、不足感でいっぱいになっているんですよね。
自分に足りないものばかりが目に付くのです・・・。
うぉーうおぉ~もう分からんー!!と悶えながらも、
「あ、私、今引っ張られてる!」と気づいて・・・
いやいや、この無職期間は何のためだったのか!!
やりたいことをやるためじゃないか!!
と初心を思い出して。
また引っ張られているのに気づいたら、戻す。
気づく → 戻す → 気づく → 戻す → 気づく → 戻す・・・
その繰り返し。
「エネルギーを注ぎたいこと」に立ち戻る
やらなきゃいけないこと。
やっておいた方がいいこと。
色んな事が浮かんできます。
でも、結果的には「今一番自分がエネルギーを注ぎたいこと」に立ち戻ることが大事だったなと。
そのおかげで、新しいお仕事に繋がって行ったし、「イラストで人の力になれるのって嬉しい」という想いを再認識できた。
適職探しもしていたけど、私にとって職種うんぬんより環境が大事で、過去の経験からも「まぁそうだよな」と思う。
それなら、やりたいことの方が良い。
でも、「就職活動」という視点だと、別段やりたいことがなくて。
ECサイト運営とかも興味はあるけど、具体的にこれをやりたいというのもなく、「なんか勉強になりそう」「どこかで役に立ちそう」という曖昧な理由・・・。
それに雇われるとなると、環境に合わせに行ってしまう自分がいて、言われたことをやろうって受け身になってしまう。
指示待ちになって、なるべく省エネで勤務時間をやり過ごそうとしてしまう。
明確なビジョンを持てないし、会社の発展のために・・・とも思えない。
でも、友人のカフェのお手伝いは純粋に楽しくて、「こうするといいのでは!」というのを提案したら、喜んでもらえたり。
「売上げが上がるように協力したい」って思う。
私は基本的には受け身で生きているけど、今までの職場でも能動的に動けたときはやりがいがあった。
前職は人に気を遣いまくって疲弊してしまっていた。
こんなことにエネルギーを注ぎたくない。
自分が心から協力したいと思える人のために何が出来るか、考える方が楽しい。
そっちにエネルギーを注ぎたい。
こうして、フリーランス(独立)への道が「逃げ」ではなく、「挑戦」の位置づけになってきたのです。
無職日記③をUPしました↓