子供の頃の夢はイラストレーター
昔から、動物のキャラクターを描くのが好きでした。
近年はSNS発のキャラクターがたくさんいます。
雑貨屋さんでそんなキャラクターたちのグッズが並んでいるのを見ると、「いいなぁ」って思います、正直。
キャラクターグッズにはなぜだか憧れがある。
イラストレーターと言っても、いろんな形がある中で、
どうしてキャラクターなんだろう?
というのが自分でも疑問だった。
私は普段キャラクターグッズを身につけたりしないし、持ち歩いたりもしない。
昔からずっと好き!というようなキャラクターも特にいないのに。
だけど、ある日その理由がわかりました。
ふと机の上のマグカップを見てみたら・・・
「ああ、この子か。」
そこにあったのは、中学生のときに買った「みにくいアヒルの子」のマグカップでした。
みにくいアヒルの子
「私はどこか他の人とは違う」
劣等感を抱いていた私は、絵本で読んだ「みにくいアヒルの子」に心を奪われていました。
アヒルの子に自分を重ね、自分を励ましながら生きてきました。
「今は醜いけど、本当は白鳥なんだ。いつか羽ばたけるんだ」と。
中学生のときに、岡山県の倉敷チボリ公園(デンマーク・アンデルセンをイメージした遊園地)で買ったマグカップは20年以上愛用しています。
ぬいぐるみも実家で大切に保管していました。
私の心の支えとなってくれていたキャラクターは、「みにくいアヒルの子」だったのです・・・!
そっとそばにいてくれた
今では何も意識せずマグカップを使っていたけど、そのことに気付いて「うわぁ・・!」と胸がいっぱいになりました。
いつでもそっとそばにいてくれる存在、それが「キャラクター」。
キャラクターへの想いの源泉を見つけたような気持ちになりました。
だから、私も
「どんな自分も否定しなくていいよ。」
「どんな自分もお友だちだよ。」
そんな風に寄り添ってくれるキャラクターを作りたい。
かつて、私が「みにくいアヒルの子」に支えられたように。
インスタグラムをやる中で、生まれた「おひげちゃん」。
誰かの背中をそっと押してあげられるような、そんなキャラクターに育てていきたいなぁ。