りんごです!
今日は「感性のアンテナ」のお話をお届けしたいと思います!!
あなたは、何か好きなものや、好きな人はいますか?
漫画だったり、映画だったり、芸能人だったり、作家さんだったり。
人それぞれ、色んな「好き」があると思います。
私はBUMP OF CHICKENが好きで、ブログでも何回か記事を書いているのですが、先日ライブに行ってきまして!!
改めてバンプが好きだなぁ~と感じたので、この記事を書こうと思いました。
ライブがめっちゃよかった!!
京セラドーム大阪でのライブへ行ってきたのですが、神席すぎて、すごく興奮してしまいました!!
というのもセンターステージの一番前列だったんですーー!!
センターステージというのは、メインステージから出っ張っている出島の部分です。
ライブの中盤で、3曲ほどそこで歌ってくれるのです。
もう!
目の前に!!
いる!!!!!
ステージまで10メートルもなかったと思います。
歌っている表情とか、ギターを弾く指の動きとかがよく見えて・・・
あの時間は夢だったのかな・・・?
と今でも信じられない、、
ライブの余韻がすごくて、しばらくはふわふわした気持ちでした。
好きだったアーティストの変遷をみてみると
バンプは5年前に初めてライブに行って、そこから本格的に好きになりました。
振り返れば、人生の中でめちゃくちゃハマった!といえるアーティストは、バンプが3つめです。
1つめは小中学生のとき。
自分よりちょっとお姉さんのガールズグループが好きでした。
歌って踊れる姿が格好いい。
そんな憧れの気持ちだった。
熱心にグッズを集めたり、部屋にポスターを貼ったりしていました。
2つめは20代半ばのとき。
ポジティブな応援ソングを歌う男性グループでした。
ファンクラブに入ってライブも何回か行きました。
仕事で辛いとき通勤電車の中で歌を聴きながら自分を鼓舞していました。
そして今はBUMP OF CHICKEN。
バンプは「ポジティブにいこう」とか「がんばれ」とか、そういうことは言いません。
「涙」とか「悲しみ」とか「痛み」とか。
それは君だけのもので、僕にはわからない。
わからないけど、それらが君のどこから来るのか知りたい。
そういった感じの歌詞が多くて、リスナーに寄り添うような曲ばかりです。
昔はポジティブな曲ばかり聴いていた
好きだったアーティストの変遷をみてみると、自分の考え方もだいぶ変わったんだなぁとしみじみ思います。
昔はポジティブが絶対正義だと思っていて、ネガティブな自分はダメだと思っていました。
いや、ダメだと思う以前に、自分がネガティブである自覚もあまりなかったかもしれません。
「ポジティブ」な状態にチューニングするのが当然という感じで。
落ちた心をどうにかヨイショと持ち上げていかないと・・・と毎日必死でした。
今は影のある曲が好き
だけど、今は
「ネガティブも受け入れることで人生に希望をもって進んでいける」
という感覚です。
闇があるから光があるーー。
バンプ以外にも好きなアーティストはいますが、共通しているのは、生きづらさや人間の影の部分を唄っていること。
今でこそ、ネガティブな感情もOKなのだと思えるようになって、歌詞が浸透してくる感じなのですが、
10年前の私なら憂いを含む曲は聴こうともしなかったな、と思います。
ライブがきっかけでバンプの過去曲も聴くようになって、
もっと早く出会いたかったーー!!
という曲がたくさんある。
というよりも、十数年前もバンプのアルバムは借りたことはあってiPodに入れていました。
なのに、ちゃんと聴いてなかったんですね。
メロディーが好きな曲だけを聴く感じで、他の曲を聴こうとしなかった。
だけど、仮に誰かに「この曲いいよ!」と勧められていたとしても、昔の私はおそらく受信するアンテナを持っていなかったと思います。
この10年ほどの間で仕事や恋愛でうまくいかないことが続いて、自分を生きることにどんどん自信を失っていって。
周りからは
「もっと強くならないとね」だとか
「ネガティブはよくない」だとか
言われるばかり。
ネガティブな自分がダメなんだと思うようになっていった。
そして、ポジティブな自分になるために自己啓発本を読み漁った。
でも、心のどこかではネガティブな自分を肯定してくれる存在を探していました。
そのアンテナでBUMP OF CHICKENを受信したのだと思います。
あなただから受信できる
長々と語ってしまいましたが(苦笑)、何が言いたかったかと言うと、
人はタイミングによって、同じものでも受け取れたり、受け取れなかったりするんだな、ということ。
仕事でうまくいかなかったり。
恋愛でうまくいかなかったり。
人生つまずいてばかりの私だったから、本当の意味でBUMP OF CHICKENの歌に出会えたんだな~と思うのです。
先日のライブでも、ボーカルの藤原さんが言ってました。
数あるアーティストの中から俺たちを選んで今日来てくれた、そんな自分に拍手を送ってあげて。
今日一番の拍手を。
(会場の拍手に対して)俺は今日もっと大きな拍手もらってたぜ?
自分たちが長年音楽活動を続けられているのは、自分たちを見つけてくれた人たちがいるから・・・
そんな風にいつも言ってくれます。
何かや誰かを「いいな」と思えること自体が素敵なことなんだと思います。
「好き」とか「惹かれる」とか「共感」とか。
何かや誰かからエネルギーをもらっているようで、それらは受け取る側の感性があって初めて成立するんだなと。
・・・というわけで。
あなたが今、受信しているものも、あなたがあなたであるからこそ受信しているんです!
そして、そんなアンテナで私のブログを見つけてくださったこと、本当に嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました・・・!